お疲れ様です、野田です。
今回は《レンジの局面》の時をどう判断するのかと
入口から出口までの対処法をお伝えします。
基本はスイングの考えを優先して利が伸ばせる
トレードを目指していただきたい所ですが
日足などの上位足の状況によっては
ほぼ横ばいの保ち合いが長く続く場合もあります。
そういう状況では片方のプレイヤーが
明確に撤退するわけでもなく
何もできない期間が数週間続いたりします。
当然「待つも相場」なので無理して
何かしない方がいいのですが
そういう状況の時にレンジを意識した
売買ができると対応はしやすくはなります。
ということでこういう状況の時に
どうしていくか対処法をお伝えします。
= = = = = = = = = =
その前に今までお伝えしてきた
入口と出口の考え方を整理しましょう。
優先順位は以下の通りでしたね。
※スイングトレードの考えが前提です
MTFを取り入れてもスイングの観点は忘れないように
※下記の局面は日足の相場環境の想定です
1)優先順位 ☆☆☆
(入)
先行期を狙ったエントリー
(出)
先ずは目先のサポート、レジスタンスまで狙う
慣れてきたら大ダウの際まで伸ばせるようにするのが目標
2)優先順位 ☆☆
(入)
本格局面、最終局面の順張り
(出)
そのフィールド内の際まで狙う
※スイング目線のラインだと入りづらい
局面なのでMTFの視点を取り入れます
= = = = = = = = = =
さて、では続きに移りましょう。
今回はレンジ局面の想定ですので
目指したい、最初にできるようになって欲しい
トレードの優先順位としては3番目くらいです。
まず相場環境の認識を元に
直近レンジになりそうな状況だな
と、判断できないといけませんが
どういう時レンジになりそうなのか把握しましょう。
図解で説明しようと思いましたが
作成にえらい時間がかかりそうだったので
やっぱ動画解説にしました。
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【動画講義A】レンジの判断方法
閲覧pass「Range23」
※サイトの「05 ライン分析 基礎編」の項目内に
同タイトルのページが作成してあります。
動画はそのページからも閲覧できます。
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動画解説のポイントも以下に記載しておきます。
上位足でレンジになりそうな
状況としてはいくつかありますが
以下のような状況を先ず
判断できるようにしましょう。
a)日足でサポ、レジがお互い近い
・本格局面なら順張りで
押し目買い、戻り売りを狙う
・最終局面なら小ダウのブレイク&リターンを待つ
※トレンドの続伸を取りに行くスタイルなので
基本ブレイク&リターン or 意識の復活を狙う
→各目標値はスイング的な考えでおこなう
上位足のチャネルライン or 反対勢力のレジ、サポなど
b)トレンドライン&チャネルライン内の推移
・小ダウが一直線に見える場合は
MTFの視点で下位足に時間軸を落とす
・レンジでも右肩上がり、下がりがある
・できれば順張りを目指す
→目標値はトレンドライン⇒チャネルラインまで
又はチャネルライン⇒トレンドラインまで
(※こちらは逆張りになるので無理はしない)
さて、少し文章でも説明を加えておきますが
aは状況としては分かりやすいですよね。
直近のトレンドが上昇トレンドだとして
本格局面の形成途中や最終局面中で
左のターンから引けていた下降トレンドライン
又は、ホリゾンタルラインがすぐ上に控えている
というような状況であれば
上昇が一服する可能性もありますよね。
(関係なく強く上抜いていく場合もありますが)
本格局面中と仮定できるのであれば
押し目買いを狙ってトレンドの続伸を狙っていく
最終局面と仮定できるのであれば
小ダウのトレンドラインが引けるまで
待ってブレイク&リターンを狙う
これがスイング的な考えでした。
あと、本格局面の途中から入る場合は
スイング的な視点でラインが引きづらい時が多いので
MTFの視点を取り入れるんでしたね。
こんな感じで、aの状況は今までお伝えしてきた
内容でも十分対応は可能です。
ではbの状況はどうでしょうか?
例えば、直近数カ月くらいの動きが日足で
下降トレンドライン&チャネルラインの範囲で動いている
という仮定で説明しますが
トレンドラインとチャネルラインの
範囲で動いているとはいえ
値動き自体は100~200pipsはあったりますし
取りに行けるなら狙ってもよさそうですよね。
ただし、日足でレンジの時は強いトレンドが
発生しているわけでもないですし
小ダウの動き自体がほぼ一直線に見えて
安値と高値の推移が読み取りづらい時も多々あります。
これだと我々が狙いたい小ダウのトレンドラインの
ブレイク&リターンでエントリーがしづらいんですよね。
そもそも、そういう小ダウの
トレンドラインが引けない場合もあります。
上位足で安値と高値の推移が
読み取りづらいのであれば
今は動きのメインの時間軸が
日足ではないということでもあるので
ここでMTFの視点を取り入れて
時間軸を30分から15分足又は5分足まで落として
安値と高値の推移を読み取りやすくする
ってのは考え方としては適切だと思います。
bの状況の入口が上記までの考え方だとして
出口はどうするかと言いますと
スイング的な観点では順張りで入っているなら
やはりチャネルラインまでを目指したいところです。
仮に下降トレンドと逆方向に入っているとしたら
チャネルライン付近から逆張りのロングで
はいっていくことになりますね。
その場合だと、また下降トレンドラインまで
上昇してくるかは分かりませんし
もしかしたら途中で反転して今のレンジのボトムである
下降チャネルラインをブレイクしていく動きになる可能性もありえます。
こう考えますと、レンジのトップまで目指すのではなく
途中のレジスタンスで利確をしておく方が無難ではありますね。
レンジであっても利を伸ばせるトレードをするのであれば
逆張りより順張りで入った方が良いのは
こういう利確までの出口を考えると優位性はあります。
また、順張りで入っていた方が
その後同値撤退や損切りがしやすいという点もメリットですよね。
一旦説明は以上としておきますが
上位足でレンジになっている時も
事前に相場環境認識をしっかりして
どういうトレードができそうなのか
考えておこなってみてください。
それでは、今回は以上となります。
ありがとうございました。