フォーメーション


お疲れ様です、野田です。

今回は『フォーメーション』についてお伝えします。

フォーメーションは簡単に言うと
チャートパターンのことでして

値動きのパターンもある程度は傾向があり
覚えておくと視覚的に認識しやすくなります。

チャートのパターンから

今後トレンドが続伸しすいのか??
トレンドが転換しやすいのか??
目標値はどの辺りまで??

など判断できると

エントリー、ポジション管理にも
活用しやすくなりますよね。

ただし、形だけ見てればいいってもんではなくて

ダウ理論、ライン分析、対称理論などの知識を
総合的に絡めて考えられると
よりベターであるってのは当然変わりません。

私も過去そうだったんですが

フォーメーションを知ったからと言って
トレードの成績が飛躍したか??

と言われるとそうでもなく

やはりダウ理論の理解が深くなり
ラインを引く視点が強化されてきたから

結果的にほかの知識も深く理解でき
総合的に判断できるようになりました。

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先ずは一つのことに集中して
理解を深くできるようにする

そのステップを経たら始めて他の知識も
使えるようになってくる

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トレードも総合力が物を言いますが
その1つ1つの要素がペラッペラだと

総合力も何もあったもんじゃない
ってことですね。

上半身だけ一生懸命鍛えていても
下半身がガリガリ君だと

総合的に全身を使うスポーツでは
役に立たないってのとイメージ同じですね。

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今回のテキストは以下のURLからご覧ください。

⇒ https://fukugyou-academy.com/mypage/course/fx/1327

「09 基礎理論」のメニュー内にあります

動画講義は以下のURLです

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

【動画講義B】
フォーメーションは形だけ見ちゃダメ

⇒ https://vimeo.com/563166983

閲覧PASS:【Formation4】

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では、今回の本題に移りますが

フォーメーションは大きく分けて
2つのパターンに分類されています。

1)反転パターン

2)継続パターン

この2つです。

下記から順に見ていきましょう。

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1)反転パターン

『トレンド転換の可能性を示唆する』

例えば、今まで上昇トレンドだったとして

その上昇トレンドが転換しそうな時に
出現するチャートパターンです。

形としては

『ダブルトップ(ボトム)』

『トリプルトップ(ボトム)』

『ヘッド&ショルダーズ』

この3つを覚えておけばOKです。

他のもテキストには書いてありますけど
覚えてなくてもいいです。

そんな出現しないってのもありますが
判断材料として使いづらいです。

それぞれのチャートパタ—ンは
テキストで確認していただくとして
(文章より図を見た方が早い)

ここで1つ考えてもらいたいのですが

トレンド転換の「トレンド」って

そもそもどこの、どんな
トレンドを指しているのか??

ってことです。

ここが分かってないと
フォーメーションを上手くトレードに活用できないです。

トレンド判断って
「ダウ理論」で分かる通り

『トレンドには3つの局面がある』
⇒ 始まり、本格、終わりの3段階

『主要トレンドには3段階ある』
⇒ 主要トレンド、二次トレンド、三次トレンド

こんな感じでトレンドの判断方法が
いくつかありましたよね?

なので、上昇トレンドって言っても

・上昇バリバリで本格局面中

・終わりの局面だけどまだ上昇トレンド中

この2つは全然局面が違いまして

違いを全く理解していないのに
チャートパターンだけ見て

「あ、反転パターンがでてきたからショートしたれ!」

だと、超絶ヤバいわけです。

この場合だと、トレンドの本格局面中に
ショートを打ってしまうという仮定なのですが

そういう時でも転換パターンって普通に出現します。

これショート打ったら
めっさヤバイの分かりますよね??

損切りの訓練をしてない人は

戻ってくるのをひたすら神頼み
パニックになってひたすら地獄ナンピン

こんな感じになるのイメージできますよね笑

で、大事なのは

『自分だったらどうか』
って考えることなので

自分がこの時ショート打つのを
避けられる可能性があるかどうかって

どれくらい自信を持って言えますか??

チャートパターン的には反転パターンだから
普通は反転するって思いますし

そりゃ、ショート打ちたくなるっちゃなりますしね。

ここで我々が考えないといけないのは

『反転パターンを捉えたいトレンドの局面』

『捉えたとしてどこまでの反転を捉えるのか』

この辺りじゃないですかね??

結局ダウ理論の知識をこうやって
使ってこないとならないんですよね。

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2)継続パターン

『トレンド続伸の可能性を示唆する』

こちらは先ほどの例と逆に
下降トレンド中の仮定で話しますが

下降トレンド中の途中で形成してきて
トレンドを続伸させるチャートパターンになります。

形としては

『三角保ち合い(トライアングル)』

『フラッグ』

『ウェッジ』

この3つを覚えておけばOKです。

先ずは三角保ち合いについてですが

安値と高値が角度を伴って
保ち合いを形成するパターンです。

(詳細はテキストの方でご覧ください)

三角保ち合いも細かく分類すると

『アセンディング』
安値切り上げ型

『ディセンディング』
高値切り下げ型

『シンメトリカル』
安値・高値収縮型

『ブロードニング』
高値・安値拡大型

とあったりしますが

最初の内は判断しきれないので

全てザックリ同じ
三角保ち合いと判断してOKです。

あと、ブロードニングだけは
識別が難しい時があるので

始めから考慮してなくてもいいです。

形云々も大事なのですが
トレンドを続伸させるために

「保ち合いを形成してきている可能性がある」
と、その時判断できることが大切です。

何故形の違いが生まれるの??

そもそも何故そのような形になるの??

てか、保ち合いってなんで発生するの??

とか、こういうことを本当は
考えられるようにしたいのですが

めっちゃ長くなるので
今回は割愛しておきます。

余裕がある人は是非考えてみてください。

今まで扱ってきた内容で
十分考えられる引き出しは伝えてきました。

さて、話を戻しますと

三角保ち合いは

安値と高値のどちらかが収束
or どちらとも収束してくる

というパターンになりまして
形だけ見ると『ウェッジ』とも似てます。

この辺りもダウ理論の知識が無いと

「へー、似てるけど何が違うんだろ(。´・ω・)?」

「まあ、同じようなもんっしょ(`・ω・´)!!」

くらいの理解と行動で止まります。

やっぱダウ理論が分かってないと
理解を落とし込むための
手順や糸口が掴めませんよね。

ここからは個人的な解釈になりますので
厳密には違うかもしれませんが

三角保ち合いとウェッジの違いを
以下の様に解釈して落とし込んでいます。

・三角保ち合い

大ダウの動きで保ち合い

保ち合い自体が大きめに形成

・ウェッジ

小ダウの動きの保ち合い

保ち合いの角度が急

先ずは上記の様な違いを
認識しておくと宜しいかもしれません。

これも個人的な解釈なので
絶対こうだというわけでもわりません。

あと、これも大事なことなのですが

『違いを認識しているってことは
 それに合わせてしたいことも違う』

これ他のことにも言えますが
めっちゃ大事だと思いますよ。

『違いを認識しているってことは
 それに合わせてしたいことも違う』

同じこと二回言ってみました。

何かの現象Aと現象Bを同じようなもんだと
ざっくり認識していた場合

それに合わせて取る行動も
同じような行動になりますよね。

大げさに言うと

150kmと120kmのストレートを
同じものだと目が認識していたら

バッターは同じ動作で
玉を打とうとしますよね。

で、簡単に空振りします。

ヤマをはって当たればいいですけど
出塁できる確率はかなり低くなると思います。

トレードも一緒ですよね。

先ほど三角保ち合いには
4つくらい種類があり

全部同じようなもんと捉えてOK
と言ってましたが

これは、そう捉えても
対応可能であるということです。

ただし、三角保ち合いとウェッジについては
上記の様な違いを認識している

こういうことになりますね。

一応整理してみますが

・三角保ち合い(4つ位ある)

⇒ 同じ三角保ち合いと認識しても
  識別して対応可能

・三角保ち合いとウェッジを違うものと認識

⇒ 三角保ち合いに対しては○○という行動

⇒ ウェッジに対しては△△という行動

こういう感じで違いが生まれます。

というか、意図して違いを作っているわけです。

細かく説明しませんが

ヒントは「大ダウ、小ダウ」の目線の違いにあります。

最後に『フラッグ』についてですが

フラッグは形としても認識しやすいので
トレードの対応はしやすいです。

上昇トレンドライン&上昇チャネルライン

下降トレンドライン&下降チャネルライン

この範囲で平行四辺形型の推移をしてきます。

フラッグを形成してきているな、と判断できたら

基本はトレンド続伸型を想定して
エントリーするようにした方が優位性は高いですね。

ただし、これも大ダウと小ダウの
相場環境の認識が必須です。

大ダウでは上昇トレンド中(日足)
小ダウでは下降トレンド中(1H足)

という相場環境で

1H足の小ダウの世界観で下降フラッグを
形成してきていたからといって

全力のガチでショート打ちますか??
ってことです。

今までの考えが分かっていれば

あえてその下降フラッグは
大人の余裕でシカトして

日足の上位足に従い
下に引き付けてロングを優先した方が
優位性がまだ高いのは分かりますよね?

こんな感じで上位足の相場環境の認識ができてないと
フォーメーションだけ捉えてもしくります。

もちろん、日足レベルでフラッグとか形成してきたら
その流れに乗ってエントリーできるようにしましょうね。

それでは今回は以上となります。
ありがとうございました。

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今回のまとめ

・フォーメーションは
 チャートパターンから視覚的に判断する分析

・種類は「反転パターン」と「継続パターン」

・結局、大ダウ・小ダウの視点がないとダメ


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