お疲れさまです、野田です。
これまで色々な理論や考え方をお伝えしてきましたが
ここで1つトレードの幅を広げるために
『マルチタイムフレーム』
という概念をお伝えします。
このマルチタイムフレームを簡単に言いますと
『複数の時間軸を比較してチャート分析する方法』になります。
・上位足の大きな流れに見つつ
・下位足でエントリータイミングを計っていく
こんなイメージですね。
上位足と下位足を比較して総合的に判断していくという
この考え方は自体はずっとお伝えはしていますね。
「値動きは上位足の時間軸の動きの方が強い」
「メインとするフィールドを1H足~4H足にして
その世界観の大ダウを意識してトレードする」
「小ダウ目線になりすぎると大きな時間軸の動きに狩られる」
だから、複数の時間軸を見比べて
上位足を優先して分析するようにしましょう。
という感じで同じような話は何度もしています。
ただし、気を付けていただきたい点がありまして
今までお伝えしてきた上記の時間軸の見比べと
マルチタイムフレームの概念は少し違う部分があります。
スイングトレードは基本上位足の動きを
狙いに行くスタイルでして
日足 or 4H足くらいの時間軸の動きを取りに行きますよね。
・相場環境認識 ⇒ 日足以上の時間軸
・エントリー(入口)&損切り、利確(出口)までは
4H足か1H足くらいの時間軸
基本のスイングトレードの流れはこんな感じでしたね。
一方、マルチタイムフレームの考え方は
≪より詳細な動きを示している下位足でタイミングを計りに行く≫
という点でもっと細かい視点を必要としていきます。
始めの頃に伝えていた方法は
(面倒になったので基本形と言います)
≪スイング目線で上位足のザックリした
大ダウ目線の流れに乗ってザックリ勝てるようにする≫
という感じです。
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■テキストページ
→ https://fukugyou-academy.com/mypage/course/fx/1346
※コンテンツサイトのリンクです
テキストには移動平均線も載せて説明してありますが
普段使わない方は気にしなくても大丈夫です
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一応テキストにも同じことは書いてありますが
特に注意してほしいことを解説いれておきますね。
マルチタイムフレームは場合によっては
普段見ないような15分足~5分足まで
目線を落として見ていきますが
上位足優先なのは変わらずです。
あくまで日足や4H足では判断できない
安値と高値の形成を探したり
上位足の動き以外を意図的に狙いにく
という感じなので意味なく
下位足に目線を集中してもだめですよ。
テキストにも書いてありますが
a)大ダウ目線で方向感を判断する
b)中ダウ目線でシナリオ立てする
c)小ダウ目線でタイミングを計る
という目線の絞り込みをしているので
上位足のトレンドは優先して考えつつ
その中で上位足の流れに沿った動きを下位足で探す
というイメージです。
エントリーの絞り方は上位足の時と同じく
最終局面とみなせる部分で小ダウのラインを使ってくる
というイメージは変わりません。
日足で最終局面っぽい部分で
4H足~1H足で小ダウのラインを使う
ここにさらに15分足~5分足の目線も加えるだけです。
普段だったら個人的には正直エントリーの段階で
そこまでしなくてもいいとは思ってます。
ただ、あえてここまで目線を絞って
考えないといけない時を理解している必要がありまして
最終局面以外の時を狙っている時に
マルチタイムフレームの考えを取り入れるといいかもしれません。
例えば
≪本格局面中の時≫だったり
≪最終局面の時にさらに順張りでトレードしていきたい時≫
などです。
基本は最終局面から
先行期に切り替わるタイミングを狙うのが
最初にお伝えしていたトレードの仕方でしたね。
ただ、最終局面とみなせる部分でも
まだトレンドは切り替わっていないので
普通にしばらくトレンドの方向に進む動きは発生します。
なので、そこをあえて順張りで狙いに行くとかも
やろうと思えばできなくはないって感じですよね。
本格局面中の時のトレードの考え方は
まだお伝えしていませんでしたので
こちらはまた次回で説明していきますが
こちらも基本はトレンドに沿って順張りを狙っていきます。
≪本格局面中の強いトレンドに従った順張り≫
≪最終局面の鈍化したトレンドに従った順張り≫
トレンドの局面が違えどどちらもトレンドに
従ったトレードをするのは変わりませんね。
この2つの局面中の順張りトレードをする際に
マルチタイムフレームの考えを取り入れる理由ですが
例えば直近のトレンドが上昇トレンドだとした場合
小ダウで動きが一服してきて下落基調に変化していたします。
全体の流れは大ダウでも上昇なので
買いで付いて行きたいところですが
直近の小ダウでは下降トレンドが
小さく発生しているような感じですね。
こういう時は普段のスイング目線で
日足とか4H足でザックリエントリーしていくのが難しいです。
安値と高値の形成が普段捉えるリズムに比べて
小さく細かいものが多くなり上位足だけでは
捉えられない時が多いんですよね。
なのでこういう時に15分足とか5分足まで
目線を落として安値と高値の形成を探していきます。
これについてはまた次回で説明しますね。
今回はマルチタイムフレームの考え方だけ
抑えていただければ大丈夫です。
それでは今回は以上となります。
ありがとうございました。
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☆今回のまとめ☆
1)基本形
・相場環境認識は日足
・1H足~4H足の小ダウ or 大ダウの流れを取りに行く
・入口と出口の考え方も上位足を優先する
トレンドに乗ってザックリ勝つ
細かい視点の動きは基本無視
2)マルチタイムフレーム
・複数の時間軸を比較してチャートを分析する方法
・上位足の大きな流れに見つつ
下位足でエントリータイミングを計っていく
a)大ダウ目線で方向感を判断する
b)中ダウ目線でシナリオ立てする
c)小ダウ目線でタイミングを計る
詳細な値動きの節目などを捉えてトレードする
※ただし上位足の状況を優先させる