お疲れ様です、野田です。
今回のメールでは「損益計算の仕方」
についてお送りいたします。
サイトのメニュー
「07資金管理」⇒「損益計算の仕方」です。
テキストページのリンク先も貼っておきますね。
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■損益計算の仕方(サイトページ)
⇒ https://fukugyou-academy.com/mypage/course/fx/1294
サイトページにも今回のステップメールの
要約だけ記載してあります。
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さて、では損益計算の仕方で
覚えておきたい事でまずは「pips」です。
これは「ピップス」「ピプス」
と言ったりしますが
自分は普段「ピップス」と言っている時が多いです。
英語の発音では「ピプス」の方が正確なのでしょうが
自分は長い期間で言い方の癖が付いてしまい
あまり「ピプス」とは言いません。
(どうでもいいことですが)
で、この「pips」なのですが
慣れないうちは正直かなりやっかいです。
通貨ペアは、ドル/円、ポンド/円、などの
「円ベース」での取引以外の通貨ペアもありますし
単純に「何銭」動いたからpipsはいくら動いたのかな
と分かりづらい時があります笑
ユーロ/ドル、ポンド/ドル
ユーロ/オージー(EUR/AUD)
豪ドル/米ドル(AUD/USD)
など円建ての取引以外が結構あります。
この通貨ペアの損益計算がかなり分かりづらいです。
私も最初のころは(というか今も)結構慣れなくて
損益計算に迷う時が多々ありました。
pipsの数え方が分からないので
利確と損切り設定をどこにしたらいいのか感覚的に迷うですよね。
(ちなみに私は数字がめちゃくちゃ苦手)
話を戻しますが
この「pips」は通貨の【共通単位】です。
FXでは様々な通貨が取引されていますので
(前述のような)
各通貨の変動状況を
「円が〇円変動」
「米ドルが〇米ドル変動」
「英ポンドが〇英ポンド変動」
と各通貨の単位にあわせて表現すると
通貨単位がバラバラでかなりややこしいです。
通貨の共通単位としてpipsで価格変動を表現すれば
「円が〇pips変動」
「米ドルが〇pips変動」
「英ポンドが〇pips変動」
という感じで、異なる通貨ペアであっても
多少分かりやすくなりますね!
あと、pipsは買値と売値の差を表す
スプレッドの単位としても用いられます。
ドル円のスプレッド「0.3pips」
ポンド円のスプレッド「3pips」
のような感じです。
ここがFX会社の仲介手数料になります。
pipsの計算は慣れないと難しく感じると思いますので
デモトレードの間にこの計算方法が
すぐにできるように練習しておきましょう!
覚え方のコツは
1万通貨で取引している場合を基準に考えて
「1円(100pips)動けば ±1万円変動する」
と覚えておきましょう。
2万通貨で1円動けば±2万円
3万通貨で1円動けば±3万円、
と単純に倍々して
計算すれば良いので覚えやすいです。
(この辺りはテキストにも記載されています)
ただし、普段100.50円→100.75円のように
小数点第一以下の10銭単位での
損益計算をする場合が多いので
「10銭」の単位を「10pips」
と覚えておく必要があります。
・例
1)1万通貨で50pips動けば±5,000円変動する
3万通貨の場合は? → ±15,000円
2)1万通貨で35pips動けば±3,500円変動する
5万通貨の場合は? → ±17,500円
上記の様に覚えておけば後は計算は簡単です。
また、先ほども記載しましたが
ドル円やポンド円などのクロス円以外の
通貨ペアは計算が慣れないうちは厄介です。
例えば
ユーロドル、豪ドル・米ドル
などのドルストレート
ユーロ・ポンド(EUR/GBP)
ユーロ・オージー(EUR/AUD)
などの通貨ペアです。
これらは単純に「値幅×取引量×pips」で
計算というわけでもないので
以下の様な計算式で算出すると
ザックリと把握しておき
大まかな損益計算ができると宜しいかもしれません。
(自分も大まかな損益計算しかしてません)
・ドル円、クロス円
「値幅×取引数量」で計算
ドル円を110.00円で1万通貨買う(ロング)
→113.50円で売り決済した場合
(113.50円-110.00円)× 10,000
= 35,000円の利益
※3.5円の値幅なので350pips
・クロス円以外
(EUR/USD、GBP/AUD、など)
「値幅×取引数量×円レート」で計算
EUR/USDを1.4500ドルで3万通貨買う(ロング)
→1.4750ドルで売り決済
円レートが1ドル=110.00 の場合
(1.4750ドル-1.4500ドル)× 30,000(取引量) × 110.00円
= 82,500円の利益
※小数点第4位が1pipsの部分なので
1.4以下の「750」と「500」を見ると分かりやすい
1.4「750」−1.4「500」=250pipsとなり
クロス円の場合で2.5円にあたると概算できるとOK
最後の110円の部分で円換算に計算している感じです。
円も常に110.15円とか110.73円など
細かく10pips単位の動きで変動してますので
正確に計算をするのはちょっと難しいです。
そういう場合はFX会社のホームページ上で
損益シミュレーターなどツールがあるので
そこで自分が取引する通貨ペアの
損益計算をしてみてから取引する
という感じで慣れない期間は
試してみるといいかもしれません。
価格変動時の損益計算を
大まかに事前に把握しておいて
あとはFX会社の取引ツールやアプリで
保有ポジションを閲覧できるところがあるので
そこで損益がいくら発生しているのか
確認するでもいいかもしれません。
あまりにも理解してないと資金と取引量のバランスを
間違えたエントリーをしてしまうので
流石にそれはやめた方がいですが。
自分もクロス円以外はザックリ損益変動の計算をしておいて
あとはアプリから損益のチェックをしている時が多いです。
(いいのか悪いのか分かりませんが)
ということで、このpipsの計算は最初ややこしいので
是非デモトレの期間中にクロス円やドルストレートなど
トレードしてみて損益変動の感覚になれておきましょう。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
本題から外れて長くなるけど
以下もめっちゃ重要
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
ちなみに、今回途中で手数料の話をしたので
折角なので証券(FX)会社の稼ぎ方についても触れておきます。
「呑み行為」というのを聞いたことがあるかと思いますが
これは実際している会社もあります。
割合としては2割くらいらしいですが
私も本当のところは分かりません。
もっと多くの会社がしている可能性もありますし
そうじゃないかもしれません。
この「呑み」という行為で
スプレッドの手数料以外で稼ぎにきている会社もあるということですね。
FX会社はトレーダーのポジションと反対売買をすることによって
我々はポジションを渡してもらっています。
トレーダー側 ⇒ ドル円のロング注文
FX側 ⇒ ドル円のロングを受け渡す
ザックリ言うとこんなイメージですが
FX会社側は、トレーダー側のドル円のロングが
含み益になって決済する時
ドル円ロングの決済の反対売買の
ドル円ショートをしてあげることになります。
つまりFX会社側はトレーダー側の利益分
反対売買をして決済してあげることで損することになります。
これを防ぐためにFX会社側は
トレーダーがロングしたタイミングで
ショートを持っていることが多いです。
(両建てにしておくことで損益が発生しないようになる)
これなら仮にトレーダーのロングが
下落して損してしまっても
FX会社はショートを持っているので
利益が発生しています。
利益が発生しているポジション(ショート)を
トレーダーに受け渡せば(トレーダー的には損切り)
FX会社はこの取引で利益になって終了しますね。
トレーダーが利益になっても
両建てしているので損にはならない
(スプレッド分だけ手数料になる)
トレーダーが損切りしたら
そのまま反対ポジションを受け渡せばいい
(FX会社が含み益になって終了)
だからFX会社はトレーダーのポジションがマイナスになるように
会社側でチャートを変な風に動かしたりして
トレーダーをストップ狩りしようとしたりします。
正確に言うと少し違う部分もありますが
イメージとしては上記のようなイメージで結構です。
こういったことを防ぐために
推奨スタイルが「スイングトレード」なんですね。
流石に10~20pipsを会社の操作で
瞬間的に価格を変動させることができても
100pips以上とか動いたら明らかにおかしいから
トレーダーに不正操作を気づかれますよね。
最近はその痕跡すら残さないように
チャートでは急変動した価格推移が残ってないが
何故かストップロス設定の価格に到達してない
ポジションがストップロスをくらっている
などあるらしいです。
(怖いなあ、怖いなあ)
スイングトレーダーのエントリー(入口)と
利確、損切り(出口)の設定の仕方は
上記のような呑み行為が行われていたとしても
防ぎやすくなります。
大体こういう不正操作にやられる人は
デイトレやスキャルで狭い損切り設定など
しているトレーダーばかりです。
あえて不利な戦い方をしないというのも大事ですね。
気になる方は「FX会社 呑み」とか
取引口座の種類の「A book」「B book」
などのキーワードで調べてみてください。
普通に顧客の注文をインターバンクに流して
スプレッド分だけ手数料を稼ぐってのが
本来の証券会社の形だと思いますけど
日本の法律は「投資家保護」という名ばかりの
意味不明な名目で投資家に不利なことばかりして
(金融の教育しないってのもその一環)
会社側が圧倒的に有利になるようになってます。
ここ10年くらいでこれも少しずつ変わってきてはいますが
(投資家が証券会社を訴えて勝つ判例もある)
まだまだこういったところから日本は金融後進国です。
知らないと声を挙げられませんし
そうならないように必要な教育を我々はされません。
話が長くなりましたが今回は以上です。
ありがとうございました。