注文方法の種類


お疲れ様です、野田です。

さて、今回から注文方法として
「指値(さしね)注文」についてお伝えしていきます。

この「指値注文」は簡単に言いますと

「どこでエントリーするか」
「どこで損切り、利確するか」

など入口と出口を事前に予約しておく方法です。

※「指値(さしね)」「逆指値(ぎゃくさしね)と2種類ありますが
 ここでは便宜上2つ合わせて「指値」と指します。

実際スイングトレードをおこなう想定としては

「リアルタイムでチャートを見れていない時が多い」

という元でおこないますので
注文をあらかじめ予約しておいて

自分がチャートを見れていなくても
トレードができるようにしておくと便利です。

では、まず注文の種類について見ていきましょう。

a.「成り行き(なりゆき)」

b.「指値(さしね)」

c.「逆指値(ぎゃくさしね)」

この3つが基本となる注文の種類です。

これらの注文が何が違うのか下記で見てみましょう。

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a.「成り行き」

⇒ 手動でエントリーする方法

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例えば、ドル円の買値が今101.350円だとすると
その価格で買いエントリーすることになります。

ドル円の売値が101.330円だとすると
その価格で売りエントリーすることになります。

損切り、利確も成り行きでする場合は
今の価格で手動ですることになります。

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b.「指値(さしね)」

⇒ 利確注文で使う時が多い

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こちらは成り行きとは違って
事前に予約する注文になりまして

『今より《安い》価格で買い予約する』

『今より《高い》価格で売り予約する』

という予約注文です。

例えば、ドル円が先ほどと同じく今101.350円だとすると
101.350円以下の価格でないと「指値買い」注文はできません。

「指値売り」する場合ですと、101.350円より高い価格の
101.400円とかそれ以上の価格でないと予約できません。

ここは各会社によって現在価格から何円(pips)乖離してないと
予約注文ができないといったことがありますので

自分が使っている口座は現在価格からいくら乖離している価格で
予約をいれることができるのか確認しておくと宜しいかもしれません。

でないと注文がはいらず戸惑う時があります。
自分もそれで何度も戸惑ったことがあります。

GMOクリック証券の場合ですと

『※決済同時発注指値・逆指値幅は
 +5pips以上から注文を受け付けます。』

このような記載がHPにありますので

今の価格が101.350円だとして

指値買いする場合は5pips下の価格の
《101.300円》から指値買いを注文することができる感じです。

指値売りをいれる場合は《101.400円》から
注文をいれられることになりますね。

ここは各会社によって違うので
やはり知らべておいてもらった方が宜しいですね。

今の価格より10pips以上乖離してないと
指値が入れられないとかになってきたとしても
スイングトレードでは気になるほどではありませんが。

今の価格より10pips以上確実に離れた価格帯を
押し目、戻し目と認識してエントリーしていくことが多いですし。

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c.「逆指値(ぎゃくさしね)」

⇒ 損切り注文で使う時が多い

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逆指値は指値と混乱しやすい注文方法です。

事前に予約する注文というのは同じなのですが

『今より《高い》価格で買い予約する』

『今より《安い》価格で売り予約する』

という予約注文になります。

何故今よりわざわざ高い価格で買い予約するのか??
今より安い価格で売り予約するのか??

と言いますとエントリーには
「新規エントリー」と「決済エントリー」がありますよね。

例えば、ドル円を《110.350円》で新規買いエントリーして
現在価格《110.550円》くらいでまだホールドしていたとします。

この段階で+20pips利益が乗ってますね。

当初利確する価格を110.800円にしていたとしたら
そろそろ利確できるかどうかのタイミングにきています。

ただ、仮にこの後チャートを見てられないとして
《110.550円》から下落して新規買いした110.350円より
そのまま下落してきたら損失が発生してしまいます。

お父さん奥さん、そこで使うのが逆指値です。

リスク管理として一番重要であるのが「損切り」ですが
その損切り予約を事前にいれておけると安心ですよね。

例えばこの例の買いエントリーが
下降トレンドラインのブレイク&リターン

で新規買いしていたとすると

この下降トレンドラインを再度下に
ブレイクされなおしたら損切りして撤退目安です。

仮にこの価格を《110.100円》だと設定していたとして

この価格で「逆指値売り」注文をいれておけば
110.100円で損切りされて-25pipsの損切りで済みますね。

こんな感じで今より安い価格で
わざわざ売りの予約注文を逆指値で入れる理由は

「損切り買い(決済)」の注文を入れたいときが多いです。

ちょっと逆指値はイメージ掴みづらいかと思いますので
下記にも要点だけ記載します。

『逆指値買い』
⇒ 新規売りの損切り注文

『逆指値売り』
⇒ 新規買いの損切り注文

・110.350円で買い(新規エントリー)

・110.100円で逆指値売り(損切り)

・見てなくても-25pipsで損切り(安心)

こんな感じで損切りで使うことが多いのが逆指値です。

折角なので逆指値売りの時だとどうなるのか
しつこいですがザックリもう一度書いときます。

・110.350円で売り(新規エントリー)

・110.800円で逆指値買い(損切り)

・見てなくても-45pipsで損切り(安心)

以上までが使用頻度の多い注文の入れ方になります。

ただ、指値も逆指値に関しては
上記の説明と違う使い方もできます。

今回は利確と損切りの予約注文で
指値と逆新規の説明をしましたが
新規エントリーで使うこともできます。

この例については長くなるので
また次回のメールで説明しますね。

一先ず、『指値は利確』『逆指値は損切り』で使うことが多い

と覚えていただけければ結構です。

それでは今回は以上となります。
ありがとうございました。


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