指値、逆指値の組み合わせ「IFO注文」


お疲れ様です、野田です。

今回は注文方法の続きとして
「IFO」注文についてお伝えしていきます。

読み方は、「あいえふおー」です。

ひらがなで書くと少し馬鹿っぽくなりますね。

(*’▽’)< アイエフオー

これはやや可愛い。

「IFO」注文は指値と逆指値の
組合わせの注文方法になりまして

・エントリーする価格
・利確する価格
・損切りする価格を決める

これらを事前に全て予約できてしまいます。

かなり便利ですので
IFO注文は結構使い時が多いですね。

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会社によっては「IFO」注文のことを
「IFD-OCO」注文と言ったりします。

これは「IFD注文」と「OCO注文」を組み合わせた
注文方法ということなのですが

そもそもこの2つの注文方法が何なのか??

となりますし

説明が長くなるので飛ばします。

気になる方は下記にGMOクリック証券の注文方法の
ページリンクを貼っておきますのでご確認ください。

・GMOクリック証券 HP
⇒ https://www.click-sec.com/corp/guide/fxneo/rule/order.html

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指値と逆指値はどの会社でも注文画面で
大体標準画面に載ってますし分かりやすいと思いますが

IFO注文は若干慣れないと
操作感とか難しいかもしれませんので

下記URLのリンクでPDFで
画面に描写説明を加えておきました。

・図解PDF(XM社のリアル口座の例)
⇒ http://nodashiki-fx.info/cyfons/cf/ar82m5u

※国内証券の注文方法については
 各会社のHPで見れますので省きます。

以下からはXM社の場合で説明をしますが
MT4内で注文を入れる場合はやや厄介です。

国内証券の注文画面と大分違いますし
そもそもIFO注文という表示で載っていません。

MT4だと注文画面に元々
「決済逆指値」「決済指値」という項目で

成り行き注文でも利確と損切り注文を
あらかじめいれられるようになっています。

ここはMT4は便利です。

指値で買いなり売りエントリーする時だけ
その注文方法を選ぶ、という形になりますね。

なので、MT4ではIFO注文の代わりに

指値エントリーだけ選んで利確と損切りは
「決済逆指値」「決済指値」という項目内で
価格を打ちこむ、という手順になります。

あと、覚えておかないと分からない名称がありまして
図解PDFの四枚目にあたるページの注文種別の項目に

「Buy Limit」

「Sell Limit」

「Buy Stop」

「Sell Stop」

この四つの記載があります。

これは指値と逆指値の英語verの言い方で

「Limit」は指値

「Stop」は逆指値

のことです。

「Buy Limit」⇒ 指値買い

「Sell Limit」⇒ 指値売り

「Buy Stop」⇒ 逆指値買い

「Sell Stop」⇒ 逆指値売り

ということですね。

ここは覚えておかないとMT4の注文で
ちょっと戸惑うと思いますので
抑えておいた方が宜しいですね!

あと同じ4枚目の注釈ですが

「現在価格から40ポイント圏内の注文は発注できません。」

という記載が注文画面に載っています。

これは前回のメールでも話していましたが

指値注文は今の価格から多少離れた価格でないと
注文が入れられない仕様になっています。

GMOクリック証券のHP上では
+5pips以上の価格から指値注文ができる

と記載されています。

MT4だとpipsではなく「ポイント」
という記載になっていまして

1pointはMT4で表示されている
価格の最後の桁を表しています。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

・円中心の通貨ペアの場合は
⇒ 小数点以下3桁目

ドル円の場合「103.587円」

0.007←の部分

・ドル中心の通貨ペアの場合は
⇒ 小数点以下5桁目

ユーロドルの場合「1.19289ドル」

0.00009←の部分

↑ ↑ ↑ ↑ ↑

という感じです。

これを元にpips換算はどうなるかと言いますと

↓ ↓ ↓ ↓ ↓

・小数点以下2桁(4桁)表示の会社の場合は

⇒ 1ポイント=1pip

「103.94円」表示だったら
「4」の部分が1ポイント(=1pip)

※こちらの価格表示はあまり見かけないです

・小数点以下3桁(5桁)まで表示の会社の場合は

⇒ 1ポイント=0.1pip

「103.946円」だったら

「6」の部分が1ポイント(=0.1pip)

↑ ↑ ↑ ↑ ↑

となります。

ぶっちゃけ私は数字が苦手なので
これを見てかなり分かりづらいなと感じています。

先ほどの40ポイント圏内の注文は発注できない

というのはXM社の価格表示はドル円だと
「100.〇〇〇円」と小数点以下3桁表示なので

1ポイント=0.1pips
40ポイント=4pips

ということで、4pips以上はなれた価格帯でないと
指値注文はいれられないことになります。

図解のPDFの説明だと新規指値買いを
「104.455円」でいれようとしていたので

現在価格から4pips下の価格の

「104.415円」以下であれば

指値買いの注文を入れられるってことになります。

こんな感じで、MT4から注文をする場合は

国内証券に比べややこしいので

一度は確認して把握しておきましょうね!

それでは今回は以上となります。
ありがとうございました。

※※※※※※※

以下からは補足

※※※※※※※

ここからの話は補足になりますので
今必要のない方は気にされなくて結構です。

話としては前回で話していた
指値と逆指値の違う使い方になりまして

「高い価格で逆指値の新規買い」

「安い価格で逆指値の新規売り」

の2つがあります。

自分はまず使わない注文方法の仕方なのですが
使い方によっては活用できなくもない

という感じなので説明だけ加えておきます。

前回の説明では逆指値は「損切り」の注文予約に
使うことが多いと書いていましたね?

・現在価格100円で新規買い
⇒ 逆指値の決済売りで「99円」で損切り注文

《今より安い価格で売る》

・現在価格100円で新規売り
⇒ 逆指値の決済買いで「101円」で損切り注文

《今より高い価格で買う》

とこんな感じで
損切りに使うのが多いという話でした。

では逆指値を損切り注文以外に
どう使うのか?と言いますと

「逆指値の新規エントリー」でも使えます。

例えば、現在価格が100円だとして

この100円付近に下降トレンドラインなりホリゾンタルで
結構強そうなレジスタンスが直近控えているとします。

この価格帯を明確に上にブレイクしていったら

「レンジが一段上に切り上げる
 上昇トレンドの続伸が狙えるかもしれない」

というシチュエーションだとすると

この上昇についていくプランを経てている人は
この小ダウの上昇分だけでも付いて行きたいですよね。

そういう場合に「逆指値の新規買い」の
注文を事前にいれておきます。

仮に思惑通り100円のレジスタンスを
上にブレイクしていったら

そのブレイクしていく上昇の動きに合わせて
新規買い注文が入るので付いて行くことができます。


逆指値売りの場合は
下にブレイクしていく動きに合わせて
売り予約注文をいれる方法ですね。

こういう戦法を「ブレイクアウト戦略」と言ったりします。

順張りで目先のレジスタンスを超えたら
途中から付いて行く、というイメージです。

ただ、この方法は少し注意が必要でして

上に控えているレジスタンス、下に控えているサポート
なりをブレイクしていったとしても

直ぐに価格が戻ってくる場合もあります。

今想定している動きは
「直前の小ダウの上昇を途中から付いて行く」

という方法になりますので
直ぐにターンが変化して戻ってくる可能性もあります。

今のレジスタンスをブレイクした動きは

「小ダウ、大ダウの上昇なのか?」

「どこで今の上昇のターンが変化して
 下落のターンになるのか?」

など事前に把握できていないと
マズいことがありますよね。

このあたりの相場環境の認識ができてないで

単純に目先のレジスタンスをブレイクしていったら
逆指値で買いをいれよう、とか考えると

速攻下落のターンに変化してくる動きに引っかかって
自分がロングした価格が高値掴みだった

なんてこともありえますよね??

よくありそうな例が

「ホリゾンタルだけでレジスタンスを見ていて
 高値ブレイクしていったから逆指値買いをいれてやろう」

とか考えていたとしても

上昇チャネルラインがすぐ近くにいるかもしれませんよ。

直近高値をブレイクするところで逆指値買い

⇒ 上昇チャネルラインに到達して利確売りが入る

⇒ 逆指値でロングした価格が正にそのあたりだった

⇒ 価格が下落していき高値掴みになってしまった

こんな流れです。

なので、逆指値をブレイクアウト戦略をとるために
使うのはあまり推奨していないんですね。
(勿論有効打にすることもできるが)

新規買いで今より高い価格で買う
今より安い価格で売る、ということ自体

「押し目買い、戻り売り」を基本スタイルとして
推奨する道場のスタイルとは違うので

そもそもちょっとお勧めはしませんけど。

『買うなら安く買う、売るなら高く売る』

スイングトレードでもこの考えが基本なので
わざわざ自分が不利になるような価格で
エントリーはしたくないって考えがあります。
(個人の感想です)

あと、これで最後になりますが
逆指値を損切りに使う時が多い理由としては

途中で考えに迷って
【損切りができなくなることを防ぐ】

という目的がかなり大きいです。

金額が動く感覚に慣れないのに

自分の感情に支配されて迷いながら
損切り、利確とか考えても

まあ上手く行かないですし
一貫性が無くなってしまいます。

だもんで、感情のコントロールが
制御できないのを前提に考えて

機械的に手仕舞いできるようにした方がいいですね。

やはり、厳密に毎回決めて欲しいことは
「損切りする価格を逆指値で予約しておく」ことです。

このことをきっちり守っているだけで
マジで大負けしなくなります。

だから、損切りは自分ができる仕事の最低限のことだと思って
毎回必ず事前に決めて予約しておきましょう。

どこかで大負けする人は十中八九
損切り注文をいれてません。

トレーダーの仕事は『リスク管理』ですよね。

それをしないのって
仕事をしてないのと同義ですさかいに。

で基本的にスイングトレードは

チャートを見ていられない
という前提のもとで行うトレード方法です。

よって、逆指値注文を使う機会は多くなるかと思います。

・ゾーンをブレイクされたら損切りする

・ゾーンの外側〇〇pips分余分に注文を入れる

こんな感じのイメージですが始めは難しいと思います。

資金管理の内容で『ポジションサイジング』を学んだと思いますが

資金に対して−2%の損切り設定にするためには
取引量(lot)をどれくらいにしないといけないのか??

というのがそもそも分かってないといけませんよね。

100万の資金で2万の損切りに設定したい場合で
ゾーンをブレイクされる時40pipsはあるな

という時にさらにゾーンの外側に余裕をとって
50pipsで損切りをいれよう

では、この時−2万になる取引量は??

と逆算しますよね。

20,000(円)÷ 50(pips)=40,000(取引量)

ということで4万通貨で取引してもOK、ということですね。

今後デモトレの練習をしていき時に
このポジションサイジングの計算はひたすらしてください。

暗算でサッとできるくらいでないと面倒でやってられません。

それではこれで本当に以上となります。
ありがとうございました。


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